Uさん 43歳 男性
スキーをして滑っていたら突然腰に激痛が走り滑れなくなる。
なんとか家にかえって寝ていたが朝起きるのもやっとで仕事を休み当院に来院される。
じっと椅子に座っている事も出来ず身体を動かしながらまえの方が終わられるのを待って
おられる。
ベットで寝て待ってもいいですよ!と言いましたが、起きれなくなるのでこのまま、待たせてください
との事でしばらく待っていただいた。しかし痛そうだ!
やっとまえの方を終えUさんの治療に入る。
立位で前屈をしていただくが全く出来ず、後屈は少し出来る。
まず、立位で歪みを調整、そして大腿の横の靭帯を緩めるが変化なし
そこで今度は横向きになっていただきお腹の筋肉、筋膜を緩め、大腿横の靭帯ももう一度
緩める。(反対側も)
これでうつ伏せが出来るようになる。入念に筋膜の異常を解消し今度は仰向きになって
いただきお腹、大腿前面の筋膜を調整
膝を立てて左右に倒して痛み、違和感、ツッパリがあるか確認をすると左に倒すと痛みが
あると言うことなのでお腹の大腰筋という筋肉を調整するとその痛みがスッと消える。
これでベットに座っていただき確認するとかなり楽になるがまだ立つ時に痛みが出る。
立ってしまえば動きはいい!
そこで立つ時に骨盤を固定しながら立っていただくも痛み変わらず、そこでUさんが腰の痛み
が出る前から左の背中が痛かったという言葉を思い出し原因が腰、脚ではなく上肢にあると
判断し上肢のある所を締めるとアラ不思議!
あれだけ痛かった腰がスッと立てるようになった。こっちもビックリだ!
スキーを滑っていてストックを付いた瞬間にその関節が開いてしまいそれが腰まで影響して
しまったみたいだ。
念のためテーピングで締めて今日の治療は終了。
Uさんもニコニコして何事もなかったように帰られました。
今日は私も勉強させていただきました。
ありがとうございました。